16.債権者集会(第5回)
2015年6月4日
5回目の債権者集会
結論から申し上げますと、今書いている僕はもう債権者集会も終結して新たな気持ちと、忘れてはいけない過去を持ち合わせながら生きています。
ここからは、今までの大変さとは裏腹にこんなに簡単かと思うくらいでしたので足早に書いていき、以前から書きたいと思っていた「会社設立から倒産までの軌跡」を書きたいと思います。
第四回債権者集会と同様にして第五回は当日は始まりました。
今までと大きな違いは債権者の方が一人も来ておりませんでした。
当日の朝に書いたように今回終わらない事は弁護士も僕もなんとなく察しておりましたので、そのつもりで臨みました。
何回も書いておりますが、現場には独特の雰囲気があるものの、すっかりそれに慣れてしまっている自分がすごく嫌だなと感じながら時間を待っていました。
いつものように呼ばれ、いつものように席につき、はじまりました。
「今回も前回同様、裁判が終結していないものが一件ありますので様子を見たいと思います。」
という破産管財人の声とともに終わると思いましたが、今回は少し違いがありました。
裁判官が話の締めくくりに、
「以前、債権者の方から指摘のありました資金の内容などを次回までにまとめて報告をお願いします。」
と言われました。
「これは・・・。」
弁護士も僕も察しがつきました。
以前、詐欺を疑われた内容についてだ・・・。
この内容は既に話が出なくなっていたのでもう終わっているつもりでいた。
次回は
9月3日 14:30~
6回目の債権者集会